アウトドア特化のWear OSスマートウォッチ、カシオのPRO TREK Smart WSD-F30のレビュー!これで登山行ってみたい!

4.0
PRO TREK Smart WSD-F30のレビュー Wear OS

CASIOのWear OS搭載スマートウォッチ、PROTREK Smart WSD-F30-BUを知人から借りることができました。発売からすでに1年近く経っていますが、今回レビューしていこうと思います。

外観はもちろんですが、文字盤やアプリもアウトドア向けのものがプリインストールされており、アウトドアにこだわった作りが随所に見られました。今回レビューするのはブルーカラーモデルです。

スポンサーリンク

外観

まずは外観からです。借りものなので若干傷ついていますが、新品ではこのようなことはないのでご心配なく。

右サイド:3つの物理ボタンを搭載

右サイドには3つの物理ボタンが搭載されています。画像中心が電源ボタンで、アプリ一覧を呼び出すときにも利用します。左右は好きなアプリを割り当てることができ、初期設定では右ボタン:マップ、左ボタン:ツールアプリとなっています。

ワンアクションでアプリを起動することができて便利です。ボタン押した感じ、やや硬めな感じでした。

左サイド:充電用端子(左側の端子)と圧力センサー(中心部分)を搭載

左サイドには、充電用端子と圧力センサーが搭載されています。充電端子と充電ケーブルはマグネットでくっつくのですが、磁力がやや弱めかなと思います。軽く力入れただけでも外れてしまうことがありました。

そのためか、充電用ホルダーというものが発売されており、これで端子とケーブルをしっかりと接続することができます。ただ、単なるホルダーに2000円も出すのはかなりの勇気が必要そうです。

また本機では圧力センサーにより測定した気圧を高度に換算して表示しています。なので実際に標高とは異なる数値を示すこともあるようです。調べてみたところアプリ内に校正の項目があったので、ずれがあれば都度補正ができます。

バンドは迷彩柄のようなデザインでした。バンドの交換も可能なようです。ちなみにこのモデルには心拍センサーは搭載されていません。

スペック

以下公式サイトの製品ページより。

GPS 機能 搭載(GPS、GLONASS、みちびき対応)
カラー地図機能カラー地図機能
OSWear OS by Google
ディスプレイ 1.2インチ 2層ディスプレイ
カラー有機EL (390 × 390 ピクセル) + モノクロ液晶
タッチパネル静電容量式タッチパネル (防汚コーティング対応)
防水性能5気圧
耐環境性能MIL-STD-810G (米国国防総省が制定した米軍の物資調達規格) 準拠
耐低温仕様 (-10 °C)
センサー圧⼒ (気圧/⾼度) センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、⽅位 (磁気) センサー
マイク搭載
バイブレーター搭載
バッテリーリチウムイオン電池
無線Bluetooth® V4.1 (Low Energy)
Wi-Fi (IEEE 802.11 b/g/n)
ボタンMAPボタン、電源ボタン、TOOLボタン
充電方式マグネット圧着式充電端子
充電時間常温で約3時間
電池寿命通常使用:約 1.5 日
時計とセンサーのみ(マルチタイムピースモード):約 1 カ月 (使⽤環境によって変動します)
本体サイズ約 60.5 × 53.8 × 14.9 mm (ボディ部分の縦 × 横 × 厚さ)
質量約 83 g (バンド含む)

本体サイズはWSD-F20比較してやや小さくなり、重量も約92g→83gと軽くなっています。

個人的に感じた他のWear OSスマートウォッチとの大きな違いは、2層ディスプレイの搭載と、独自のバッテリーモード『マルチタイムピースモード』です。

2層ディスプレイはカラーの有機ELディスプレイと併せてモノクロ液晶のディスプレイが2層になっており、マップなどのアプリ使用時には有機ELディスプレイでカラー表示を行います。時刻や計測値の表示はモノクロディスプレイで行い、視認性と省電力を両立しています。

操作中は有機EL、一定時間操作がなくアンビエント表示になると、時刻表示はモノクロ液晶に切り替わります。外で着用してみましたが確かに視認性は良いです。

左:通常時、右:アンビエント表示時

『マルチタイムピースモード』は常時モノクロディスプレイで時刻や高度、気圧などの情報を表示するモードです。表示スタイルが2種類あり、「日常スタイル」「アウトドアスタイル」から選ぶことができます。公式サイトによると、使用環境にもよりますが約1か月もバッテリー持続するとのこと!

  • 日常スタイル:時刻表示+曜日日付+バッテリー残量 or 歩数
  • アウトドアスタイル:時刻表示+高度、気圧、コンパス

『マルチタイムピースモード』ではWear OSの他の機能は一切使用できず、普通の時計のような感じになります。このモード中は電源ボタンを押すとバックライトが点灯します。電源ボタン長押しで再起動することができます。機能が制限されているとはいえ、1か月も持つのは驚きですね。

また『エクステンドモード』というモードもあります。このモードでは2日間以上にわたるトレッキングなどの行う際、事前にスケジュールを決めて活動の記録開始・停止・再開を自動で行ってくれるというモードです。

活動記録中はWi-Fi やBluetooth は強制的にオフになり、他のアプリや画面に映るとバッテリー消費が大きくなってしまうので注意です。8時間/日の活動で充電なしで2泊3日の移動記録が可能とのこと。これもアウトドア特化スマートウォッチならではの機能ですね。

ウォッチフェイス

アウトドア向けを謳っているだけあってウォッチフェイスはデジタルなスポーツウォッチっぽいものや、背景が世界地図や現在地になっているものなどがインストールされています。(現在地が表示されるものは緯度経度が画面に表示されるため消してあります)

現在地が表示される文字盤は、おそらく自分が移動すると文字盤のほうにも反映されると思うのですがまだ試せていません。とても面白い独特なウォッチフェイスだと思います。

もちろんシンプルな文字盤もありまし、Google Playストアからインストールすることも可能です。色や表示項目の変更ができるものもあり、例えば上の画像の『2レイヤー』という文字盤は色をオレンジ⇔ブルーで変更できますし、歩数や気圧、コンパス表示させることも可能です。

『2レイヤー』をブルー&コンパス表示に。文字盤外周のブルー四角が各方角を示している。3つの■が北。

この辺の機能がある文字盤がプリインストールされているのを見るとやはりアウトドア向けであることを感じさせられますね。

アプリ

他のWear OSスマートウォッチ同様に アラームやストップウォッチ、ライト、Google Fitなどのアプリがプリインストールされていますが、 PRO TREK Smartにはいくつか独自のアプリがインストールされているのでご紹介します。

マップ

「ロケーションメモリー」という名前でアプリ一覧に出てきます。右サイドのボタンでも起動できます。

このアプリでは普通の地図アプリのように地図を拡大/縮小して確認する以外にも、地図上にピンを立てて目印としたり、目的地までの距離を表示させたりすることができます。

ピンの種類もたくさんあり、後から確認してどんなイベントやものがあったのか確認するのに役に立ちそうです。また音声入力でメモを文章として残すこともできます。

地図はGoogleマップとMapBoxから選択できます。Wear OSのGoogleマップだと道案内はできてもピンを立てたりはできないので便利な機能ですね。

ツール

色んな機能を詰め込んだツールアプリもプリインストールされていました。このアプリも再度ボタンで起動できます。これ結構個人的に便利だなと思いました。利用できる機能は以下の通りです。

  • コンパス
  • 高度計
  • 気圧計
  • 日の出/日の入り
  • タイドグラフ
  • 活動グラフ(毎日の活動記録をONにしたとき)

コンパスは、前述の「ロケーションメモリー」で事前に目的地を設定しておけば、目的地の方角に目印がつきます。

タイドグラフは現在時刻の潮位と12時間後までの潮位を表示してくれるのですが、右にスライドすると現在の魚の釣れ易さの表示をしてくれます。私は魚釣りしませんがこの機能は結構面白いですね。

具体的に何を指標にしているのかわからなかったのですが、釣れ易いほど魚マークが増える(最大4つ)ようになっています。まあどこまであてになるかは分かりませんが・・・

アクティビティ

「アクティビティ」というアプリではトレッキングや釣りなどシーン毎に活動記録を残すことができます。トレッキングであれば移動距離や目的地までの距離、釣りでは釣果、サイクリングではスピードや移動距離を記録できるようです。

その他のアプリ

他プリインストールされているもので利用頻度の多そうなアプリを挙げてみました。

  • アラーム、ストップウォッチ、タイマー
  • ライト
  • リマインダー
  • 天気
  • 翻訳
  • Google Fit
  • MOMENT SETTER

『MOMENT SETTER』というアプリもなかなかオリジナリティあって面白そうです。登山や、釣り、スキーなどのシーンで「〇〇したとき、△△する」といったトリガーを設定することができるアプリです。下に例を記載してみました。

  • ゴール標高2000mまで残り200mになったら、高度を表示
  • 釣れ時タイムの1時間前になったら、予定時刻を表示
  • 走行距離5kmごとに、これまでの距離を表示
  • 滑降を停止したら、滑走情報(タイム、距離、スピード)を表示

こんな感じでタイミングを指定すると通知をくれるというものです。赤の下線部分は変更できます。

また、登山アプリ『YAMAP』はWSD-F10/F20/F30シリーズのみの対応となっており、本機でも利用することができます。

>>【Wear OS】YAMAP:地図の確認や活動記録録ができる定番登山アプリ

実際に着用した感想

気になった点

アウトドア向けのスマートウォッチなので当たり前かもしれませんが、結構ごついというか重厚な感じなので、普段使いだと服とか選びそうな気はしました。ただ、マルチタイムピースモードのおかげでモノクロ表示にはなってしまいますが、充電なしで何日も持つので、日常的に時計として利用する分には特に不便はないのかなと思いました。

普段は時計として利用して、登山などのアウトドア時にスマートウォッチとして利用する、というのも良いのかもしれません。あと腕細めの男性だとバンドのホールがギリギリかもしれません。ちなみに私の腕周りは約15.2cmですが、ホールの余りはあと1個といったところです。参考にしてみてください。

アプリに関してはおおむね満足なのですが、位置情報の取得に結構時間がかかることがあります。マップアプリで目的地を指定すると距離と方角を表示してくれるのですが、起動直後は何も表示されず数分後に表示されるということが何度かありました。

バッテリーモードが通常モードの他には『エクステンドモード』、『マルチタイムピースモード』しかなく、通常利用とアクティビティの間を埋めてくれるモードがありません。アウトドアに特化したウォッチなのでそれを理解したうえでの利用なら問題ないと思いますが、日常的に利用するとなるとバッテリー残量には注意が必要かもしれません。

一応バッテリーセーバー機能を利用すれば電池寿命を延命することは可能ですが、時刻表示のみになり他のアプリや機能は利用できなくなります。やはり、アウトドアで利用してい方向けのスマートウォッチということなのでしょう。

良かった点

2層ディスプレイのモノクロ表示のおかげで視認性が良いです。省電力性も兼ね備えているため登山行ったときに電池の心配をしなくていいですし、耐久性も十分で色んなシーンでタフに利用できそうです。

個人的に一番良かったのはオリジナルアプリでした。特に「ツール」。アウトドア必須の機能が凝縮されていてワンボタンで起動できるので、アクティビティ中でもスムーズにあらゆる情報にアクセス可能です。アウトドアにこだわった作りが随所に見られるスマートウォッチでした。

どれも結構有用なアプリでGoogle Playから他のアプリインストールしなくても、これもうそのまま登山行けるのでは?と思ってしまいました。

まとめ:これ着けて登山行ってみたい!

父が50代半ばで登山好きなのですが、プリインストールされているアプリでも十分にアウトドアに利用できるし、プレゼント用にいいかもなと思いました。Wear OSアプリってスマホ向けアプリと比べるとどうしても情報量が少ないので、プリインストールアプリだけでも十分に使えるレベルになっているということを実際に使ってみて感じることができました。

今回WSD-F30借りてきたのは今月(2020年3月)発売する新色の『春霞』(WSD-F30-WE)の購入検討のためなのです。春に立つ霞をモチーフにデザインされているのですが、青い山々を内側のネイビーベゼルで、春霞をミスティホワイト表現していてとてもかっこいいんですよね。

登山行ったりするのでますます欲しくなってきました!限定1000個ですしAmazonで26%OFF(2020.3.5現在)で予約受付中なのでもう少し考えてみようと思います。