最高のトラックボールマウスとして語られることも多いロジクール MX ERGO。
端子がMicroUSBであることを除けば掌へのフィット感や多機能なボタン、角度可変など、機能面では概ね満足している。ただ、純正のボールではやや引っかかりがあり、細かい操作をするのに親指にストレスがかかるのが気になっていた。最高というにはまだ少し足りないというのが個人的な感想。
これが最高と呼ばれるトラックボールマウスの操作性…?と思っていたところ交換用のボールがあることを知り、特に評判の良いPerixx(ぺリックス)の交換用ボールを早速試してみた。
少し使っただけでも純正には無かったヌルヌル感があり、操作性もかなり改善。親指への負荷も減り、最高のトラックボールに一歩近づいた。
約1700円(購入時)と、ただのボールに払うには少し考えてしまう価格だけど、操作性に不満を感じながら高価なマウスを使い続けるくらいなら試す価値はあると思う。
ペリックスのボールを選んだ理由
今回僕が購入したのは下記画像左側の光沢ありブラックのボール。
どれだけ操作性が変わるか怪しい交換ボールを購入するにあたり、大した金額ではないにせよ失敗を避けるために、安直だけどレビュー件数の多いペリックスを選んでみた。
MX ERGOに対応するのは34mmのトラックボール。Amazonで「トラックボール 34mm」と検索すると、エレコムや他のマイナーなメーカーのボールが沢山出てくる。中でも圧倒的にレビュー数が多かったのが今回購入したペリックスのボール。ペリックス自身がPC周辺機器専門メーカーというのもあり、レビュー数(記事執筆時4,318件)やその内容を見てもクオリティの高さが窺える。
またカラバリ豊富で、自分のデスクの雰囲気に合った色を選べるのも良さげだった。
僕が購入したのは光沢仕上げのブラックだけど、この記事を書いたタイミング(2024年3月上旬)ではAmazonの販売ページからは消えていた。EX ERGOと合わせてシンプルめにしたいのならブラック一択と思っていたので、予備分を購入することも考え在庫補充されることを期待。
ボール交換でヌルヌル動く
純正ボールだと引っかかりがあるため、ほんの少し移動させるつもりが無駄に力が入り、オーバーランすることが多い。ブラウザを最小化するつもりが誤って×を押してしまうのはかなりストレスを感じる。
ボール交換だけでそんなに変わるか…?と若干疑いつつも交換してみたけど「おお!」と素直に感動した。ボール変えた様子は下記の通り。画像だと見た目の違いしか分からないけど…。
滑らかに動くし、思い通りの場所にポインタを動かせるようになった。当たり前のことだけど、純正だと細かい移動は結構難しく感じていた。
親指への負荷もかなり減った。手首を労りトラックボールに変えたのに、親指に余計な負荷がかかっては意味がないと思っていたのでなんとか解決できて良かった。
おわりに
ボール交換だけでこんなに変わるんだなという印象。これが最高と呼ばれるトラックボールマウスの操作性なのか…?とモヤモヤしてたことが解決してスッキリした。
同じこと考えている方がこの記事を読んでいるのであればぜひ試してみてほしい。
心から最高と言えるには後継機でType-Cへの対応と、欲を言えばMX Masterシリーズの高速スクロール搭載を期待したい…。