コスパの良いイヤホンブランドで知られているSOUNDPEATSの「SOUNDPEATS Capsule3 Pro+」 を使ってみました。
予算1万円前半でコスパの良いイヤホンを探している、という方にはピッタリのイヤホンです。前モデルで「＋」のない「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」も使ったことがありますが着実な進化を感じました。
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ポチップ
SOUNDPEATS Capsule3 Pro＋のスペック
まず前モデル「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」から何が変わったのか。スペックと実際に使ってみた印象を表にまとめてみました。
| 商品名 | Capsule3 Pro＋ | 【前モデル】Capsule3 Pro |
| 商品画像 |  |  |
| 音質 | もっと良い | 良い |
| コーデック | AAC /SBC/LDAC | AAC /SBC/LDAC |
| ノイズキャンセリング | 最大45dB もっと良い | 最大43dB 良い |
| 外音取り込みモード | ややこもっている | ややこもっている |
| マルチポイント | 2台まで （マルチ時LDAC不可） | × |
| 低遅延モード | 70ms 遅延を感じない | 70ms 遅延を感じない |
| 充電方法 | USB-C | USB-C |
| 最大再生時間 | 約6.5時間 （ケース使用時：約43時間 ） | 約8時間 （ケース使用時：約52時間 ） |
全体的にかなり良くなったと思います。ライトユーザーの僕にも音質・ノイキャンの進化を感じられました。前作では非対応だったマルチポイントにも対応し、外ではスマホ、自宅ではPCといったように使えるようになったのも便利です。
なお、再生時間は若干短くなっているようです。僕の場合は自宅利用メインだし、長時間使った後は基本充電するようにしているのであまり影響はなかったです。
前モデルの「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」のレビュー記事はこちら。
外観
ブラックのマット加工。プラスチッキーな質感ですがゴールドのアクセントでカバーされています。
こちらは裏面。ブランドロゴもゴールド。少し触るだけでも指紋汚れがつきやすいのは少し気になりました。
続いてイヤホン本体。
サイズ感がわかりにくいと思うので手持ちのAirPods Proとのサイズ比較。一回り大きいですが十分コンパクト。
ケースを開けたところ。マグネットでぱちっとくっつくタイプです。不満を挙げるとすればケースがこの角度までしか開かず、取り出す時に指が当てってしまうことでしょうか。
充電端子はUSB-Cです。残念ながらワイヤレス充電には非対応。
同梱物
同梱物
- ケース本体＆イヤホン
- イヤーピース（3サイズ）
- ケーブル（USB-A to C）
- 説明書
- アプリ（PeatsAudio）の案内
- ピーツくんのシール
イヤーピースは最初からついているもの含めて3種類あります。
専用アプリ（PeatsAudio）
イコライザのカスタマイズや操作方法の変更は専用アプリ「PeatsAudio（iOS、Android）」から行います。またアプリ登録でメーカー保証12ヶ月→18ヶ月に延長できるのでやっておきましょう（別途申込が必要）。
臨場感がある音を楽しめる
- MEMSドライバー・12mmダイナミックドライバーを搭載
- LDAC対応、ハイレゾ認証済み
前モデルから大きく進化したポイントの一つはハイブリッドドライバーで音質が向上したこと。中低音域の12mmダイナミックドライバーに加え、高音域にMEMSドライバーを採用しています。
MEMSドライバーのことをあまり知らなかったので調べてみたところ、従来ドライバーよりも高音域に強いとのこと。加えてコイルがなく小型・薄型のためイヤホン自体の小型軽量化にも一役買っているようです。
ドライバーの進化のおかげか、改めて前モデルと聴き比べてみると違いがよくわかります。前モデルでも十分パリッと輪郭のある音でしたが、今回のモデルはより臨場感が増しています。1万円ちょっとでこの音がでるんだと素直に感心しました。
専用アプリPeatsAudio内にイコライザを自動設定するアダプティブイコライザーという機能があります。プリセットもいくつかありますが、アダプティブイコライザーを使うのが一番バランスの良い音を楽しめました。
僕のようなYoutubeやPrimeビデオ視聴がメインのようなライトユーザーであればかなり満足度高いです。
ノイズキャンセリングは結構強い
- 最大-45dBのアダプティブANC搭載
- 装着状態を検知して最適なノイキャンレベルを自動設定
- 装着状態検出のためACNオンから2秒遅延してしまう
- 外音取り込みモードも搭載
自宅すぐ横が大きめの道路で一日中車の音が聞こえてくるため、普段はAirPods Proを耳栓代わりにしています。3日間SOUNDPEATS Capsule3 Pro＋で過ごしてみましたが、ノイズキャンセリングはかなり強めでAirPods Proの代用として十分な強度でした。エアコンの音もかなり削ってくれます。
強度は前モデルよりも強くなっている気がします。AirPods Proを「10」としたときに前モデルは「6」でした。今回のモデルは「7.5」くらいの印象。
外でも使ってみましたが風切り音もかなり軽減してくれました。
若干のホワイトノイズさえ無くなれば自宅利用として十分満足できるほどの強度です。AirPods Pro無くても事足りると思います。
外音取り込みモードは音が小さいのかややこもっている印象。また中低音はある程度綺麗に聞こえてきますが、キーボード叩く音など高音域が耳に刺さりやすいと感じました。音自体はしっかり拾えているので着けたままコンビニで買い物もできます。
ゲーム利用にも使える
- 70msの低遅延モード（ゲームモード）搭載
低遅延のゲームモードを搭載。鳴潮プレイ時に使っていますが遅延もなく快適にゲームを楽しめます。
操作感は良好で誤操作しない
- タッチで操作
- アプリで操作方法を変更可能
タッチ操作で再生／停止やモード切り替えを行います。操作方法はアプリでカスタマイズ可能です。
タッチへの反応は良く誤操作を起こすことはありませんでした。誤操作を起こすとすれば1回タッチだと思います。もし誤タッチを無くしたいのであれば1回タッチを「なし」にすればOKです。
ワイヤレス充電には非対応
- USB-C（有線）充電
正直なところワイヤレス充電が欲しかったですね。デスクにワイヤレス充電器があるからできることならそこで充電したかった。ワイヤレス対応するとコストも上がるでしょうし、コスパ重視するなら非搭載も仕方がないのかも。
ライトユーザーはかなり満足できる
若干の不満点はあるものの、それらのデメリットを無視できるほど音質・ノイズキャンセリングには満足できました。
バッテリー持ちが若干短くなっていることや外音取り込みにもう少し頑張って欲しい点を踏まえると、外でも使うという人よりも、自宅利用メインのライトユーザーにおすすめです。
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