FOSSILから発売されたWear OS搭載スマートウォッチFOSSIL Gen5(ジェネレーション5,第5世代)を購入して約3週間使ってみた感想です。ウォッチ自体というよりも,Wear OSの問題もありますが,感じたこと書いていこうと思います。
購入時レビュー▼
3週間使ってみて良かったところ
一日中持つバッテリー
基本的に以下の設定で着用していますが,19~20時に仕事から帰ってきても20%~30%くらいは残っています。常時点灯でアンビエント表示させていますので,腕を傾けなくても時間を確認できます。
- Bluetooth:ON(スマホと接続)
- Wi-Fi:OFF
- 傾けてON:OFF
- 常時点灯:ON
- タッチでスリープ解除:ON
- 位置情報:ON
- 音声:OFF
- OK,Google:OFF
もちろん,日によって差はあります。通知の多い日や,アプリの使用が多かった日はバッテリー持ち悪いですが,私の使用状況で自宅に帰り着くまでに0%になることはありませんでした。ファーウェイのHUAWEI WATCH GTなどは1週間くらい持つようですが,自宅では着用しないので,出社~帰宅まで持てば十分です。充電器もマグネット式で接続ができていないということもなく,確実に充電できるのもGOODです。
位置情報を取得するアプリや,心拍トラッキングしているとさすがに消費は激しいです。参考までにハーフマラソンで着用して走った際は,約2時間半で70%強減りました。
アンビエント表示のおかげでバッテリー持ちはいいのですが,屋外だと視認性が悪く,覗きこまないと時間を確認しづらいこともあります。室内や夜間だと問題はありません。
プライベートでも仕事でも着用できる
私が購入したモデルはTHE CARLYLE HRのブラックシリコンです。プライベートでも仕事でも着用できるシンプルなデザインです。シリコンバンドがチープだというレビューも散見されますが,営業で外部の人と頻繁に会ったりする人は気になるのかもしれません。社内で勤務することが多い人であれば,特に問題ないデザインだと思います。
着用シーンのうち,仕事の比重が大きい方はレザーの方が合うかもしれません。私はプライベート・仕事・スポーツの3シーン通して着用できるモデルを探していたので,このブラックシリコンモデルにしました。 FOSSIL公式やAmazonでも交換用のベルトも販売しています。
スマホ取り出す頻度が減った
Feel the Wearというアプリでスマホに来た通知を,ウォッチ側にバイブで通知させています。主にGmailやLINEです。最近スマホの大画面化が著しくバッグにスマホを入れている人も多いと思います。手元のウォッチで通知を確認できるようになったので,スマホを取り出す頻度が減りました。地味ですが,個人的にはこれだけでもにスマートウォッチを買ってよかったと感じています。
また電卓,タイマー,アラームなどの単純な機能を利用したいのであればウォッチのみで十分に対応できます。アラームはバイブで教えてくれるので気づかないことはそうそうありません。
To Do管理アプリとして,「Todoist」を利用していますが,Todo完了はチェックを入れるだけなのでタップのみですが,Todoの追加は文字入力する必要があるので,ウォッチの小さいキーボードでは入力は厳しいと感じました。音声入力もあるのですが,なかなか人前ではやりづらいです。 このアプリはスマホと同期できるので入力はスマホの方でやっています。
Google Mapsは使ってみましたが,スマートウォッチだと画面が小さいため,拡大すると表示されるマップの領域が狭く地名やお店の名前が見切れてしまい,画面内の情報量が少なくなってしまいます。逆に縮小すると建物自体や名前が表示されないため,拡大縮小しながら歩く必要があり目的地を探しづらいです。マップはやはりスマホの方が向いています。
まだまだ悪いor気になるところ
アプリの種類が少ない,更新されていないものも
GoogleがWear OSにあまり力を入れてこなかったというのもあるのか,アプリの種類は少ないと思います。定番アプリや便利なアプリでも数年間更新されていないものも見受けられます。定期的に更新があれば安心なのですが,今後アップデートされなくなったり,サポートを受けられないかもと考えるとインストールし辛いこともあります。
Pixel watchが来るかもといわれ続けていますが,スマホのPixelシリーズのようなフラグシップモデル的なものが出てきてWear OS対応アプリが増えることを期待します。
手首細い方はバンドが緩いかも
私の体型,169cm×56kgで標準的かと思いますが,ベルトの一番最後の穴で着けているので,私よりも手首細い方だとゆるゆるだと思います。ちなみに手首周りは約15.2cmです。
あまり緩いと心拍の測定が正確にできない可能性があるので,バンドを交換するか,新しく穴をあけるかするのがいいかもしれません。運動時に着用しないのであれば,心拍測れなくても使用に支障はないと思います。
Google Pay未対応なので電子決済できない
これが一番のマイナスポイントですね。発表されてから2か月くらい購入を渋っていましたが,これさえなければもっと早めに購入していたかもしれません。いずれFelica対応するようですが,時期は未定です。Google Payさえ対応してくれれば他の不満は気にならないレベルです・・・
感想:所有欲を満たしつつQOLを向上してくれる優れもの
あまり重たいアプリ(Google Mapsなど)を使用していないのもあるかもしれませんが,現状レスポンスも不満はないですし,スマホの通知をバイブで知ることができるのはかなり便利です。仕事中にスマホ見ていると印象悪く思われることもありますしね。
なくても特に困ることはありませんが,あるとQOLあがります。持っていることにより所有欲も満たしてくれますしね。
個人的にFOSSIL Gen5買ってよかったと思ったことは、
◎ウォッチ側で通知を受け取れる
◎ランニングでスマホをもって出なくてよくなった
この2つが大きいですね。
スマートウォッチといえど基本的には時計ですから,着けたときのデザインや質感,ストレスの無さも重要かと思います。時計としての基本的な役割を果たしつつスマホとの連携もあり,十分実用的なスマートウォッチに仕上がっているという印象です。